2018.07.04 @ 東京 武道館 チャットモンチー 「CHATMONCHY LAST ONEMAN LIVE ~I Love CHATMONCHY~」
■チャットモンチーについて
唐突ですがチャットモンチー楽曲ベスト10を発表します
1位 ハナノユメ
「薄い紙で指を切って~」のただかわいいだけじゃない少しひねくれた歌詞と同時に始まる最高にカッコいいスネアでもう何も言えなくなる。
2位 親知らず
どこか郷愁を感じるギターソロからはじまるやさしさに満ち溢れた曲。生命力の1曲目がこの曲であることでアルバムの印象が全然違うというかチャットモンチーはラブソングだけじゃないと当時聞いていて圧倒された。生命力は何度も聞いていたので聞き馴染んでいるからかもしれないけれど、この曲を一言で表すなら実家のような安心感というネットスラングが言いえて妙だと思う(全然関係ないんですけどこの曲聞いているとジャパハリネットの哀愁交差点を思い出すんですよね。この2曲で行ったことのない四国に対するやさしい土地という印象がめちゃくちゃ強い)
3位 シャングリラ
この曲は全部最高なんだけど特にCメロ「胸を張って歩けよ~」のところの16分系のスネアの動きと大サビで変拍子を二回挟んだあとに「ぼくのこと駄目なひとって叱りながら愛してくれ」で爆発させる構成がもう最高
4位 真夜中遊園地
「コンタクト外して酸化した現実」なんてフレーズ常人では考えられなくないですか
5位 風吹けば恋
アップテンポでストレートな恋心を歌った青春ソング。今聞くと気持ちが10代になってしまう(今知ったんですけどからかい上手の髙木さんでカバーされてたんですね)
6位 東京ハチミツオーケストラ
東京を歌った曲は数あれどこんなキュートに上京を歌った曲はそうそうない
7位 バスロマンス
高橋久美子からの祝福って感じの曲です。(全然関係ないですが弟の結婚式で流れた曲がこれじゃなくてGood luck my sister!!だったのこいつらチャットモンチーオタクか!?と笑顔になった)
8位 やさしさ
「あしただめでも明後日だめだめでもわたしをゆるしてそれがやさしさでしょ」(※1)のフレーズだけでご飯食べられる
9位 終わりなきBGM
サビの「ドラマでも昔話でもないよ」のえっちゃんの歌声で一点突破されてしまう
10位 ここだけの話
サビのシンコペーション気味のライドシンバルがすごくえっち(伝われ)
ここまで書いてほぼ高橋久美子作詞曲だったことに笑ってしまった。
そのぐらいおれにとって高橋久美子は単なるドラムの域を越えてチャットモンチーの根幹を成すものだった。彼女が書く少年であったり少女のような透き通った世界が好きだった。
それにくわえて天才的なメロディセンスといつ聞いても安心する歌声を持つえっちゃん、その個性豊かな二人のバランスを絶妙にとる福岡さんが合わさってできる奇跡のような3ピースバンドのチャットモンチーが大好きだった。
閑話休題。おれは2回ほどチャットモンチーの演奏を見たことがある。1回目は2008年の学園祭でのライブ、2回目は高橋久美子脱退後の2012年のロッキンで。前者は生命力中心のセトリで前述した好きな曲がたくさん演奏され楽しかった。後者は2人体制のチャットモンチーの大幅な音楽性の方向転換にただただ驚いてしまい恥ずかしながらそれ以降彼女たちの新譜から遠ざかっておりずっと三人体制時代の曲ばかり聞いていた。
だからこそ今回の完結宣言はすごく残念ながらも少し納得できるところであった。その後改めて高橋久美子卒業後の楽曲を聞いてみたが、確かにすごくいい曲を書いているけど好きだったころのチャットモンチーではないのかなと思ってしまったのだった
■ライブ開演まで
・武道館の写真です
・思った以上の女性率に驚いたし普通にシャツのXLが残ってたことにひっくり返った(オタクライブに多く行っているためXLが売り切れてしまうのが普通だと思ってしまう節がある)
・男子トイレが空いてたことにひっくり返った(2)
・缶バッジガチャの結果です。生命力ジャケットが当たって嬉しい
・高橋久美子~~!!!!!そういうところだぞ!!!!!!!!!!!(泣)いや待ってフラスタのコメントだけで名言連発するのやめてくれ頼む(ブレてて読みづらいですが「チャットモンチーは真空パックされるよ」と書いてありました)
・ハナノユメでバンドを始めたと死ぬほど公言してる忘れらんねえよ柴田がフラスタ送るのはわかってたけどperfumeやベボベやSHISHAMOも送っていて百合か!?ってなった(雑なオタク)
・おれの席は注釈付指定券だったのでまともに見れるか不安だったんだけど、席を見ると真後ろで嬉しさ半分これ中継されるのでは?という不安を抱いた(たぶん中継されている)
■ライブ前半
・砂鉄
あふれでる高橋久美子で泣いた。えっちゃんが書いたやさしさのアンサーとして「だめでもだめだめでも許すよ」はもう何も言えないでしょ。
・クッキングララ
えっちゃんがめちゃくちゃ近くに寄ってくれてコール&レスポンスができたのは嬉しかった。なんか最後の終わりが見えない感じノーナのラブトゥギャザーっぽくって笑う(※2)
・染まるよ
隣の女性が号泣していたのが印象的だった。たぶん元カレぴが喫煙者だったんだろうなと
・チャットモンチー2005~2018年ヒストリー映像
2007~2008年あたりから急激にかわいくなるえっちゃんにクるものがあった。本当に13年間今まで駆け抜けてきたんだなって…
■ライブ後半
・アンサンブル(ストリングス6人)の紹介
えっちゃんの雑なニックネームの付け方が光る。あとなんかみなさん顔採用か!?と思うぐらい顔が整っており周囲からかわいい~と声が上がっていた
・東京ハチミツオーケストラ
もう語彙がない。めちゃくちゃするオケ映えする曲なんですねこれ。ラストワンマンでよくこう試みれるなと。
・Last Love Letter
恒岡章さんのドラムが尋常じゃなくカッコよくて失神しそうだった。元からカッコいいドラムの動きがより洗練されている
・真夜中遊園地
もう語彙がない(2)
・ハナノユメ
大サビ前のコーラスでの合唱で曲を止めるの普通に卑怯すぎませんか?こんな演出されたらもうだめでしょ
■アンコール
・シャングリラ
幸せだって叫びてぇよお!!!!!!!(語彙力)(3)
・風吹けば恋
この曲アンコール2曲目でやるの普通にズルすぎます
・サラバ青春
常岡さんが退場して次何やるのと思ったら福岡さんがピアノを弾いてえっちゃんが歌った。それだけでおれの周りの観客はボロ泣きしながら「ぼくらの青春もサラバなんだね」と歌っていた。
演奏が終わり、えっちゃんと福岡さんが泣きながら抱き合っていたを見てもう声を出しながら泣いてしまった。チャットモンチーという青春が終わってしまったことにただ茫然としてしまった。
以前どこかで10代の時によく聞いた音楽は年齢を重ねても好きでいると聞いたことがある。おれはチャットモンチーをずっと引きずっていくんだろうと思ったライブだった。
最後に今日のライブを一言で表すとこれです。(高橋久美子~~~!!!!!そういうところだって言ってるだろ!!!!!!!最高!!!!!!!!!!!!!)
スタッフさんが私にまで花束をくれて。実家がなくなるような気持ちだ。みんなで家を作っていたんだな。自分が去るときよりも泣いた。五周年のときの赤いハンカチあんまり水を吸わなかった。
— 高橋久美子 (@kumikon_drum) July 4, 2018
私からもファンの皆さんスタッフさんへ、長いこと本当にありがとう。
好きでも嫌いでも好きだよ。 pic.twitter.com/kGwEqbQmco
※1
ちょっと小木曽雪菜っぽくないですか
※2
さすがにYTR☆のようにめちゃくちゃではなかった