2020.2.15-16 @大阪 京セラドーム大阪 アイドルマスターシンデレラガールズ「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 7thLIVE TOUR Special 3chord♪ Glowing Rock!」
◆はじめに
まさかのDJ KOOのサプライズもあり、異様な盛り上がりを見せた7th名古屋から翌年、ついに千秋楽となる大阪公演を迎えることとなった。今回の公演は"Glowing Rock"というタイトルからもわかるとおり、ロックをテーマとし、楽曲もBPMが速めのロックナンバー中心かつ、そのような曲調が多いクールのアイドルの演者が多めで、作曲者を中心としたバンド編成でライブを行うという。
シンデレラガールズで生バンドの演奏が付く公演ははじめてであり、バンド演奏で映える好きな曲がたくさんあると思っている自分としては両公演行きたいという気持ちが強かった。幸運にも、土曜日はアソビストア先行で、日曜日は即売り切れたものの一瞬復活した一般販売(ステージサイド席)で無事チケットをとることができ両日参加できる運びとなった。以下レポ。
◆開演前
・ライブに行くのが趣味だとはいえ、全国ツアーを回るほどではなく東京で済ませることが多かったためまともに大阪に来るのが高校の修学旅行以来で、見る景色見る景色が新鮮で驚く。当たり前のようにエスカレーターを右に乗ったり、電車やコンビニやラーメン屋やたこ焼き屋でも当たり前のように関西弁が飛び交い、JKも話に必ず面白いオチを付けようとする。名古屋ではあまりこういうことが薄かったの軽く異文化体験というか、そこらへんに当たり前のように8個400円ぐらいのたこ焼き屋さんがあるのが本当に大阪なんやなと。
・ドーム前のイオンに衣装が展示されていたので撮影。かわいいね…
・京セラドームには初めて来たのだけど、思いの外広くてあせった。ナゴヤドームもそうだったけど、やはり野球場はすげえな…と再確認。機会があれば札幌ドームヤフオクドームマツダスタジアムにも行ってみたいのでシンデレラ全国ツアー頼むという気持ち。
・サイゲフラスタ、シンデレラガールズ版バンドリ楽曲の映像と音楽がマッチしていてよかったんですけど一つお気持ちいいですか?テーマがロックだからか、ロック=不良=リーゼントのステレオタイプでぴにゃこら太がリーゼントを生やされていてちょっと待てよと(※1)。どっちかというとばんてうじゃん…
・会場アナウンスで「トイレ等でお席を離れる際はチケットを必ずお持ちいただきますようお願いいたします」と周知されていて笑った。7th名古屋で同行者が席を見失った旨のはてなブログがバズっていたとはいえ、公式でアナウンスまでするとは思わなかった。個人的には「会場内でジャンプしないでください」とアナウンスする方が先なのではと思った。だって京セラでジャンプすると出禁になるそうだし、テーマがロックだから演者がジャンプで締める曲がそこそこありそうだし…
・ステージは奥にメインステージを配置するようなオーソドックスな構成。スクリーンも左右に1つずつ、中央に以下のような形のものが配置されていた。
舞台美術もバンドセットがあるからか控えめな印象。花道やサブステージ、トロッコ用のスペースもない構成はシンデレラでは珍しいなと思う反面、ステージの生バンドを含めたパフォーマンスを注目してほしいという方向性が定まっていたのは好印象だった。
◆開演後(1日目)
・ちひろさん挨拶・注意事項
まいど~と発するちひろさんkawaii!でも大阪感を出そうと道頓堀にダイブしないでくださいはちょっと…
・ガールズ・イン・ザ・フロンティア
いきなりこの曲か!?と笑顔になると同時に生バンドがヤバすぎてヤバイシンデレラ屋さんになった。音圧…音圧が本当にダンチですよこれ。そしてガールズインザフロンティアのドラムこんなカッコよかったんだ…と改めて確認。だってBメロと大サビ前の16分系のタム回しかっこよすぎるんだもん…
演者挨拶
・ユイマキノ「ロックですからねぇ~一緒に最後まで~(CV佐久間まゆ)”””ブチ上がりましょーーーーーーーー””””!?(ユイマキノ声)」←ここすき
・まあやの手を前に出す蘭子ポーズかわいいね…
・Spring Screaming
パリラパッションコールひたすら楽しい…原さんが大サビ前間奏あたりで「みんな歌え~」と叫んでたのエモ…
・.OωOver!! -Heart Beat Version-
最初のIMAJOのギターソロでスポットライトを当てる演出もそれに応えて演奏をやめて観客の反応を見るIMAJOも大サビ前に声優2人がギター前に行ってエアギターを行う演出もどれも最高。
・義勇忍侠花吹雪
メインスクリーンに映る映像が演出過剰すぎず、かといってドーム天井に手裏剣を投影するのも面白かった。大サビ前の歪ませたギターも佳い。
・Trust me
これがヒプマイちゃんですか。Cメロ前でステージ一面に火柱が出る演出には驚いた。かなり強火力だったんですけどドーム内でOKなんですね…
・MC
白黒のキャラ演技、初々しくてかわいいね…
・薄荷 -ハッカ-(Acoustic Version)
バンド編成からコントラバス、ピアノ、アコギ、パーカッション(カホン、シンバル、ウインドチャイム)とアコースティック編成になり、それに合わせるように渕上さんがしっとり歌い上げる薄荷、ホンマに最高。画として完成され過ぎていて、MXのCMで「シンデレラガールズ7th大阪公演BD、好評発売中!」とこの映像が流れていてもまったくおかしくなかったですね…必要最低限の演出のみだったのが憎い。
・.in fact(Acoustic Version)
イントロがはじまったとき???と思いきやまさかこれか!??とうわあああ!!!!と声が出てしまった。シャレオツな喫茶店で流れてそうなボサノバ風in fact、公式が解釈に追いついてきました!!!と思うと同時にこれが脳裏に浮かんできてだめだった。
・.夢をのぞいたら
お二人ともりあむと雪美ちゃんの所作で動いていて佳かった…MCで”オタクかかってこーい!!!”は笑うでしょ。
・.Palette
アヤカオーハシの歌唱、100点!この楽曲、めちゃくちゃバンド映えするというか、各楽器が一瞬だけ浮き出てくるところとかすごく聞いていて心地よいなと。
・おんなの道は星の道
Aメロのギター、やだカッコ良すぎ…これ花井さんの歌唱力も合わせてかなり会場が沸きに沸いてましたね…
・PANDEMIC ALONE
演出、炎の出し方が上手すぎるね…松田さんの歌唱の強弱の付け方も演奏陣も全部すき
・Fascinate
Cメロ前のレーザー矢場…
・双翼の独奏歌
たその声量でキャラ声で歌唱できるのホンマにつよ…二人とも左と右のパネルに乗って高いところから歌うのももう…たそとしきくんが交互に台詞を言い合って「双翼の独奏歌!!!」と声が重なるところホンマメドローアですよ。2年間半後に初披露の感情も相まって最高だったしその後のしきくんのMCもよかった。
・アンデッド・ダンスロック
今回の特殊なメインスクリーンを生かしたBGVで面白かった。デレステの2Dのおばけやガイコツが出てくるんだけど、サビで中央スクリーンを窓に見立ててお化けたちがこちらを見てくるのは怖さを表現していてしっかり世界観を生かしてくるなと。そして、「右か左か」のフレーズでレーザーを左右に振っていたのもグッド。
・∀NSWER
音圧~(もう語彙力が無い)
・Trinity Field
ステージ三方向(ステージ上中央、下左、下右)に三角を描くように立つ演者三人~!サビの二分三連のドラム~!!最初から最後まで会場全体に放たれる異常な量の青いレーザー!!!大サビでドーム上方に向いた三角の光~~~~~~!!!!!!!!!
まさかのカバーコーナーで沸きに沸く会場。ドームで「シマムラ的にもオールオッケー」を聴けるとは思わなかったので笑顔になってしまった。さすがに西川さんは出なかったけどまあ…
・純情Midnight伝説
最高
・EVERMORE
これを生で聞けるのか…という気持ちで涙しかない。Cメロ前のピアノの単音が聞けただけで100000000000000000000点は出てしまった。
演者挨拶
・流石に全員ではなく半分だった。30人やるの大変だからね…
・雪美ちゃん役の中澤さんが「アイドルマスターは憧れだった」と言い涙ぐむのエモ…その後あやっぺさんが「ハイッ!」と挨拶する落差すごいな…
・まあやの「また蘭子として降り立てることを楽しみにしております」、本当に頼むといった感じ。もっと聞きたいな、蘭子のソロ曲全部…
・松井さん、安定の「みんな大好きだー」で締めるのほんとすき
・桜咲さん、「楽しかったです」のみなのマジで笑った。小梅ちゃんらしさをここで出さなくても…
・種咲さんの「ロックとは魂かなって思います」「心が震えました、サンキューロック!」、思いのほか熱量があってフフッてなった。
1日目セトリ
1.ガールズ・イン・ザ・フロンティア
2.Unlock Starbeat
3.Lunatic Show
4.美に入り彩を穿つ
5.Spring Screaming
6.OωOver!! -Heart Beat Version-
7.Nocturne
8.オウムアムアに幸運を
9.義勇忍侠花吹雪
10.Gaze and Gaze
11.生存本能ヴァルキュリア
12.Trust me
13.薄荷 -ハッカ-(Acoustic Version)
14.in fact(Acoustic Version)
15.Frost
16.White again
17.夢をのぞいたら
18.Palette
19.おんなの道は星の道
20.PANDEMIC ALONE
21.Max Beat
22.Fascinate
23.双翼の独奏歌
24.Rockin’ Emotion
25.アンデッド・ダンスロック
26.Absolute NIne
27.∀NSWER
28.Trinity Field
29.HOT LIMIT
30.純情Midnight伝説
31.EVERMORE
32.TRUE COLORS
33.お願い!シンデレラ
◆開演後(2日目)
・協賛
協賛コール、ブシロの時にくたばれー!とオタクが叫んでいたところ爆笑した(めちゃくちゃわかる)(アヤカオーハシを休ませて)
・Unlock Starbeat
ギターソロの歪ませ方が佳いね…
演者挨拶
・松井さん「会場の皆もLVのみんなも駆け抜けていくぞ!!!!!」←しゅき…
・青木さん「スーパーウルトラハイパーアルティメットロックに行くぜ!」←!?
・ユイマキノのあいさつ、「だってロックなんですよ(cute声)灰になるまで燃え尽きるぞ~(ユイマキノ声)」←1日目と同じことをするな
・ミミミンミミンウーサミンにバスドラ入るの面白すぎるだろ
・アヤカオーハシの「一緒にロックしましょう」、無難なコメントだね…
・Lunatic Show
2番Aメロ最後で照明を暗くする演出、神の上か?
・オウムアムアに幸運を
間奏のピアノソロがめちゃくちゃ佳いし、1日目は気付かなかったけどめちゃくちゃ証明気合入っているなと。あと、松井さんの「もうさよならさ」での手を前に振り上げる所作がオーバーでグッド。
・Gaze and Gaze
徳の低い人間なので2人が顔を寄せたときに尊さよりも面白さが勝ってしまったのつらい
・生存本能ヴァルキュリア
関口さんの声、思いの他ドスが効いていて「暇じゃないの私」のパートがこわ…とダメージを受けてしまった。ああいう低音ボイス、シンデレラでは貴重なのでこれからの楽曲に期待ですね…
・.Voyage(Acoustic Version)
1日目同様アコースティック編成での演奏は本当に胸に来たというか…一面青で埋め尽くされた会場といいあやっぺの歌唱といい、コントラバスの一音一音が響き渡る静寂といいこれBDの販促映像にしませんか?絶対にウケると思うんだよな。
・エヴリデイドリーム~マイ・スイート・ハネムーン(Acoustic Version)
タッキーのピアノからはじまりBPM80~100でしっとりとユイマキノがしっとりと歌い上げるエヴリデイドリーム、∞点!最初の演奏で会場中が「何の曲だ…?」ってなってからあのイントロのフレーズが流れたときの沸きようったらなかったですよ。そして何より強弱の付け方が上手すぎる。「だぁいすきだよ」で感情をこめに込めフォルテで歌い上げたかと思いきや「あかい薬指の」で一気に声量を落としていく様は本当に必見だし、1番を歌い切ったそこから一気にBPMを上げて他の楽器も入りマイ・スイート・ハネムーンは天才の領域。例によってボサノバ風で奏でられる楽曲はその後のMCで語られていた南国行きハネムーンそのもの。個人的に「これは未来、運命、逃げられない結びつきですよね?」の「ですよね」でかすれ声になるのがもう無理になっちゃった。アウトロでエヴリデイドリームの1フレーズが入るの、このライブのために:滝澤俊輔が2曲目ソロを書いたって言われても納得するしかないですよ。タッキー最高!(パンパパンパン) タッキー最高!(パンパパンパン)
・NATSUKOI
ライオンになりたい女の子、AJURIKAのキックになりたい男の子
・Twilight Sky
これこそ生バンドで聞きたかった曲と言う感じで聞けてうれしい。あと夕焼けの色が綺麗で泣けちゃうね。
・夢幻ノ救憐唱 ~堕チル星ノ調ベ~
1日目に引き続きまあやの圧倒的な表現力にクラクラしちゃった。この演者を常に見ていたいという気持ちが二日間で高まったもん。あとBメロのキックがカッコ良すぎてもうだめ。
・MC
「私たちダークイルミネイトです」をやったあとに「あ…えと…///」と二人とも照れていて笑った。今回が初めて二人で立つステージだし、MCにもあったとおり今後も出てほしいなあと。
・毒茸伝説
やだ…火柱の火力強すぎ…
・∀NSWER
∀のペンライトを随所随所に映すのわかってんじゃねえかよカメラマンさんよぉ(最高)
大サビ前で会場全体が明るくなるの落差があってすき。
・Trinity Field
1日目の感想に加えて大サビ前とアウトロ終了前にステージ前に巨大な三角の白い光が現れる演出考えたの誰だよマジで。ある女優の「どうして生まれてから大人になった時に照明さんになろうと思ったんだろう?」というヤバヤバ発言があるけどTrinity Fieldの照明を見たらちょっと価値観変わると思う。この演出だけでごはん3杯行けますよ。
・紅
紅、最初のギターソロで隣の方が嘘だろマジかようおおおおおおおおおお(モンスターストライク)になっていたの面白すぎたし自分もマジでマジで連呼するしかなかった。だってやると思いませんやん。生バンドでこんな贅沢なカバー聞いちゃっていいの巻がヤバかった。
一面のオレンジもマジで綺麗でこれYOSHIKIに観てほしいなって…
・告知
プリコネコラボはともかく、ボイスオーディションまたやるんか…あの地獄ホンマつらいんすよね
演者挨拶
・星希さんがオタク特有の早口でりあむについて語るのホンマにキャラを理解していて笑顔になる。その後のあみなさんは対照的に今日はとっても楽しかったです!とゆっくりと小学生並の感想を言うのも楽しかった。
・東山さん、「大阪に帰ってきました川島瑞樹です」と毎回キャラの背景を踏まえながらコメントしているの本当に尊敬できるんですよね。前もブルナポ5人で歌いたいみたいなコメントもそうだけど、こういう演者がいてくれるのはシンデレラにとってありがたいことですよ。
・千歳役の佐倉さんの「自分は関口さんに比べてキャリアがあるから自分が支えないとと思っていたら逆に支えられていた」と涙ながらのコメントが泣けるんすよね…そしてタイミングよく渡されるタオルが笑ってしまった。
・三宅さんの「菜々さんと歩んで7年」みたいな話はシンデレラの歴史を感じてしまった。シンデレラも規模縮小してでも17年続けられるコンテンツになれるといいなあ
・「輝子ちゃんは万人受けするアイドルとは違うと思います。でもそれをよいと言ってくれたから紅を歌うことができました」→エッモ…
・ユイマキノ「ロックなステージでどういうパフォーマンスをするか考えていたんですけどどうでしたでしょうか?」→ユイマキノとタッキーがいたから今日があったよ…ホンマ、ありがとうな…
演者の皆さんがバンドの皆さんに近寄りエアギターをしたりとやりたい放題で見ていて幼稚園のお遊戯会が強く微笑ましかったのですが、アヤカオーハシがとことことドラムに近寄って近くにあったスティックを手に取りシンバルを叩いたのは腹を抱えて笑いました。ミリオンでもジュリア役の愛美がギターを披露したとのことなので、アヤカオーハシもおねシンぐらいなら今後ドラムを披露してもらってバンドリの経験を生かしてほしいですね。シンデレラガールズ、ブシロードも協賛しているコンテンツなので。
2日目セトリ
1.ガールズ・イン・ザ・フロンティア
2.Unlock Starbeat
3.Lunatic Show
4.美に入り彩を穿つ
5.Virgin Love
6.OωOver!! -Heart Beat Version-
7.Nocturne
8.オウムアムアに幸運を
9.義勇忍侠花吹雪
10.Gaze and Gaze
11.生存本能ヴァルキュリア
12.Trust me
13.Voyage(Acoustic Version)
14.エヴリデイドリーム~マイ・スイート・ハネムーン(Acoustic Version)
15.夏恋 -NATSU KOI-
16.Great Journey
17.Sun! High! Gold!
18.Palette
19.Twilight Sky
20.夢幻ノ救憐唱 ~堕チル星ノ調ベ~
21.Max Beat
22.Fascinate
23.双翼の独奏歌
24.毒茸伝説
25.アンデッド・ダンスロック
26.Absolute NIne
27.∀NSWER
28.Trinity Field
29.紅
30.純情Midnight伝説
31.EVERMORE
32.TRUE COLORS
33.お願い!シンデレラ
◆おわりに
シンデレラ7th大阪、
100000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000点!
正直こんなに楽しめるなんて思ってなかった。名古屋の時は大阪は西川さんかゆずの二人かFLOWかYOSHIKIか大穴で向井秀徳がスペシャルゲストで出るのかなと漠然と思っていて一切出なかったわけだけど、今思うとこの公演はゲストなしで正解だったなと。
普段シンデレラのライブに出ないまあやが出て想像以上のパフォーマンスを見せてくれたのも良かったけど、何よりも生バンドの音圧(アコースティック直後やアンコール後とかは転換の都合上生バンドではなくオケだったけど)と技術と滝澤俊輔featユイマキノにやられてしまい、こんなにアニメコンテンツのライブって楽しかったか?と改めて驚いてしまった。
よくよく思えば、自分はシンデレラガールズに限らずYouTubeでドラムの演奏動画を見るのが好きなので、生バンドでプロ(しかも作詞作曲者もいる)が演奏するって時点で2日間チケットを取っていて正解だったなと自分を褒めてあげたい。1日目の女の道は~も2日目の佐久間まゆスペシャルメドレー&紅も間違いなく今回のライブじゃないと見れなかったので。
反面、名古屋でも感じたことだけどシンデレラガールズの規模的に会場に来ているプロデューサーが全員幸せになれるライブはできないんだなと再確認。幸せな気持ちで最寄り駅まで歩いていたら渋谷凛ちゃんのプロデューサーっぽい方々(凛ちゃんの法被着用)が「福原さんは3会場全部出ているのにネバネバもアネモネもやらないとかありえないだろ」と憤慨していたので。また、ツイッターでライブレポを漁っていたら今日炎の華やらなかったらいつやるんだよ…というつぶやきもチラホラと散見された。
それと、これも仕方のないことだけど大きなストーリーを共通で作るのが難しいのか単に楽曲披露に留まっているなと。もちろん3rdや4thではアニメがあったのでそれに沿っていたけれども、それ以前やそれ以降はキャラの多さというシンデレラの魅力がわかりやすさを阻害しているような気がして(※2)。
ただ、シンデレラガールズのライブの一番の魅力はそういった大枠のストーリーよりも、総選挙等でボイスが付いたアイドルがライブにデビューしたり、シンデレラマスターを初披露して担当のプロデューサーが報われたりといったエモさに支えられていると自分は思っているので、全員声が最初からついているコンテンツでは味わえないよなあとも。
それはそうと今回の「Special 3chord」というテーマ、個人的にはかなり良かった。
Comical Pops!にはキャパの狭さゆえに参加できなかったんだけど、会場でBD販促の映像を見る限り、アイドルライブっぽさに全振りしていたのはめちゃくちゃ好感が持てたしcomic cosmicがmasterpieceすぎて。
それにシンデレラガールズの楽曲、既に200曲を越えているのでこんな風にコンセプトを事前に決めてあの曲が聞けるかもしれない!と期待できるライブはどの会場でも参加したくなる。
絶対、今後のライブも生バンドでやるべきですよ。ステージ演出的に生バンド陣を配置するような場所がなければステージ裏で演奏するナナシス方式でもいいんで。生バンドで聞きたい曲やもっといえばオーケストラで聞きたい曲(EVERMOREのCメロのシンデレラの四季が生で聞きたい)がシンデレラガールズに多すぎるのに大阪公演で終わりなんてもったいなさすぎる。今回のナゴヤドーム、京セラドームで間違いなくドームは(完全見切れまでは厳しくても)余裕で埋められるコンテンツだとバンナムも確信したと思うんで、生バンドのメンバーのギャラぐらい余裕でしょ本当に頼むといった気持ち。
9th、めちゃくちゃたのしみだぜ…
※1
シンデレラガールズくん、イベント等でもギャル=ビッチのようなステレオタイプで語られたりとだいぶオッサンの価値観が強く出ている気がするんですよね。
全然関係ないですけど、以下の1995年のユニクロのCMを見ていただきたいです。
今のユニクロの洗練させたCMに慣れているとあまりのデリカシーのなさに唖然とします。ただ、90年代は熱湯コマーシャル等が普通に放送されていたので、当時の価値観と照らし合わせても下品とは思われてはいた(前述の番組は俗悪番組のレッテルを貼られていた)でしょうけど、市井からすれば顰蹙を買うレベルではなかったからこれが放送されていたんでしょうね。
シンデレラガールズというコンテンツは本当に素晴らしいですけど、ときたまユニクロの90年代のCMのようなオッサンの価値観が顔を出すことがあるので、ラブライブやナナシスやバンドリのように女性や若年層受けも視野に入れてもいいのでは…と思います。自分の印象では上述したコンテンツのライブの中で一番男女比が男性寄りな気がするので。
※2
例えばラブライブサンシャインは自分が参加した2ndから4thまで一貫して曲の前にアニメの映像を流してその時の感情を呼び起こしたり、ナナシスは基本的に演者の中の人感を極力出さずに終始キャラクターとして演技したり、バンドリはブシロバラエティを挟むのは謎だとしても、ガルパのストーリーに合わせて台詞を言うようになったり(この間家虎でヤフートップにもなった公演のゆきなさんの台詞も原作準拠とのこと)と色々2.5次元コンテンツとして工夫が見られるので。