beki雑記

オタクのライブレポ

2018.07.20 @ 東京 武道館 Tokyo 7th シスターズ 「Tokyo 7th シスターズ メモリアルライブ 『Melody in the Pocket』」

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すごいライブだった。

武道館に足を踏み入れるとチャットモンチーの風吹けば恋が流れていた。今月のはじめに彼女たちのラストワンマンをこの会場で見た。(※1)最後の曲のサラバ青春が終わって感極まって抱き合いながら泣いていたえっちゃんと福岡さんの姿を思い出して胸がいっぱいになった。そのあともラッドウィンプスサカナクションワンオクと流れて最後にセブンスシスターズの楽曲が流れた(その前にもブルハやナンバガスピッツくるりの楽曲が流れていたらしい)。彼女たちはその文脈で2034年に音楽をやっているということをつくづく思い知った。

 

あとから気付いたが、ナナシスのライブにはじめてきたおれは武道館に入った瞬間2034年行きのタイムマシーンに乗っていたんだと思う。

オタク特有の過剰表現やめろというのはたやすい。だけれども本当にそうだった。スクリーンに2018年7月19日の日時が表示され、その数字が進んでいき2034年に数字が止まったと時そこは本当に2034年だったのだ

出演者が声優としての自分を極力排除し、徹底してキャラクターを憑依させ、Tokyo 7th シスターズという物語をつくっていた。また、普通なら紹介される素晴らしい生バンドのメンバーも一切紹介されることなく裏方に徹していた。

楽曲も非常に強く、ひまわりのストーリーや星屑シーカー、プレシャスセトラ、14歳のサマーソーダが連続で流れてきてあまりのセトリに眩暈がした。

それ以上に後半のまたあしたで泣かせ、そこから怒涛のスタートライン→FUNBARE☆RUNNER→STAY☆GOLDはただすさまじかった。FUNBARE☆RUNNERの「いつか誰かの光になるんだ」とSTAY☆GOLDの「夢を見る僕たちは一人で隠れて泣くから」のフレーズにおれはただ涙するしかなかった。

終演後も翌日も今もいまだにSTAY☆GOLDが頭のなかで鳴り響いている。ライブ鑑賞が趣味のおれでもこんな感覚は稀でこの気持ちを表現する術をもたない。例えるなら、催眠オナニー用の催眠音声を解除音声を聞かないまま日常生活を送るような感覚というか。

武道館を一歩出れば2018年に戻れるかと思ったが違った。未だにおれは2034年にいる。

 

※1

BDが10月に出るそうなのでみていただきたい。

http://bekibekibeki.hatenablog.com/entry/2018/07/06/132733