2019.12.1 @ 幕張 幕張メッセ国際展示場4~6ホール Roselia×RAISE A SUILEN「Roselia×RAISE A SUILEN合同ライブ「Rausch und/and Craziness」」(ライブビューイング)
年の瀬を迎えて今年もバンドリのライブには大変お世話になったな…と思うのもつかの間、現地でみるのはいいか…と思っていたラウクレに行きたくなっていた。理由は簡単で、フォロワーさんと行ったカラオケで聞いたRASの楽曲が思ったよりもカッコよかったから。もちろんチケットはとれるはずもなく、ライブビューイングの参加となった。以下レポ。
■ライブ前
ライブビューイングなんでライブ前のことはそんなに記すことはないけれど、場所が会場近くの幕張だったためいつも以上に観客に熱があったような気がする。
ライブ中も幕張~!と演者から言われるたびに普段行くLVではありえないような歓声に沸いていたし。
■ライブ
◆RAISE A SUILEN
端的に感想を言うと面白いセトリ構成だなと思った。バンドリの他バンドカバー2曲普通のバンドのカバー2曲オリジナル曲6曲という半分近くがカバー曲というセトリは少なくとも自分が普段行くライブでは見受けられない(今思い返すと今年行ったライブでカバー曲を披露したのはアジカン、スピッツ、ロゼリアだと記憶しているけど1曲にとどまっていたので…)構成だったので。
バンドリの他バンドカバーは彼女たちがポピパロゼリア以外のボーカルのバックバンドを務めていたザサード時代からなので違和感はなく、他のカバーもヒトリノヨルをこう料理するか…と感嘆してしまう面白いアレンジだった。
演出もLVでもわかるレベルで客席にビュンビュンレーザーを飛ばしまくったり、撮影も演者用セットリストが見えてしまうほど楽器周辺を間近で撮っていた。
また、レイチェルの正確無比なボーカル、なつめの細かい連符がブレないタム回し、終始ツーステをキメながら弾き続けたり床に座る小原など演奏面でも聞いていて心地よく、全体的に満足のいくパフォーマンスと演出だった。
特にY.O.L.O!はあまりのハンテンポさに9mmの年々早くなるパニッシュメントみたいになってない?大丈夫?と高ぶりながら腕を振り上げていた。また、チュチュ役紡木のラップパートが気持ちいいDRIVE US CRAZYも最高。
ただ若干思うのは、バンドリという二次元コンテンツとしてのライブなら、ポピパやロゼリアのようにスクリーンに彼女らが演じるキャラクターの映像やイラストを映して2.5次元感を出さないと(流れていたら申し訳ないが、後述するロゼリアのようにアプリや版権イラスト、アニメ映像はLVで鑑賞する限りは自分は確認できなかった)、キャラクターコンテンツのライブというよりは普通のライブという印象が強くなってしまい、バンドリプロジェクトでやる必要ある?という疑問が芽生えたのも事実だ。
もちろん、木谷がいうワンオクを作りたい!という方向でやるなら演じるキャラクターをスクリーンに映す必要はないのだけれど、それなら一般的なバンドのようにペンライトを振る文化自体を徐々にフェードアウトさせていかないと一般層に訴求できないのでは…(※1)とも思う。
◆ブシロバラエティ
この対バンをやってよかったと思えたパート。ポピパとサイサイの対バンでは、おそらく事務所NGであろうメチャいけのバカ決定戦のようなバラエティ企画だったので(※2)。
ポピパとロゼリアのメンバーのパーソナリティは歴代ブシロバラエティで嫌というほど思い知っているので、ブシロバラエティ初参加だというRASのメンバーのリアクションが面白かったし、先輩面で教師役として出演する愛美と彩沙さんに腹が痛かった。
2日目だけみるとマガジンのヤンキー漫画に出てそうな演者、1位夏芽2位愛美3位くどはるなんですよね…
◆Roselia
最高。概ねセトリはコニファーフォレストと同じだったので割愛するけれど、普段のMC多めのライブとは違って演奏中心だったのはポイント高い。最後のFIRE BIRDの火力も屋内としては強めでよかったし、櫻川さんのドラムも安定していて佳かった。
セトリ
RAISE A SUILEN
1. Invincible Fighter
2. A DECLARATION OF ×××
3.ヒトリノ夜
4.EXPOSE ‘Burn out!!!’
5. Don’t be afraid!
6. Y.O.L.O!!!!!
7. HELL! or HELL?
8. 激動
9. UNSTOPPABLE
10. DRIVE US CRAZY
Roselia
11. Legendary
12. ONENESS
13. LOUDER
14. Ringing Bloom
15. R
16. BRAVE JEWEL
17. Determination Symphony
18. PASSIONATE ANTHEM
19. 熱色スターマイン
20. FIRE BIRD
21. R・I・O・T(Roselia×RAISE A SUILEN)
22. BLACK SHOUT(Roselia×RAISE A SUILEN)
■おわりに
ラウクレ、10000点!
良かった点として、5月に行われたポピパとサイサイとの対バンよりも同じプロジェクトということもあってキャスト同士を絡ませやすいし、バンドリ箱推しのファンにとってはリアルバンドではない3バンドの楽曲がRASで聴けるしで楽しい時間が過ごせたのは幸運だった。
そして来年の西武ドーム公演発表とコニファーフォレスト3days、そしてポピパワンマンなど告知も盛りだくさんの内容。前回の西武ドームの埋まり具合を踏まえると6バンドを出演させるのは正解だし、なにより曲数が事前発表されているのはありがたい。
LVとはいえ参加して良かったなと思えたライブだった。
※1
ポピパと対バンしたサイレントサイレンを例に挙げると、2013年ツアーではグッズにペンライトがラインナップされているが、2015年のツアーでは演出のため光るリストバンドを客に配布するためかペンライトの使用を禁止する旨のアナウンスがなされている。その後のツアーグッズをみても、2016年、2017年ともにペンライトの販売は行っていないようだ。
実際にポピパとの対バンでみた彼女らのファンと思われるサイサイファミリーの皆様(サイサイTシャツ着用)はペンライトを振らずに手を上げてライブを楽しんでいた。
また、おれが好きなガールズバンドのSHISHAMOもライブの注意事項に「*サイリウム・ペンライトなど発光物の使用は演出効果を妨げる原因になりますのでお断りさせていただきます」という案内がある。なんてこんなことをつれつれと書かなくてもロッキンでペンライトを振る集団なんてほぼアイドルのファンしか見たことがないのだけれど。
閑話休題、RASがどういう方向に向かっていきたいのか、それがわかるのが年末のライブだと思う。
🎧情報更新🎧
— バンドリ! BanG Dream! 公式 (@bang_dream_info) 2019年12月12日
12月29日(日)開催「THE CREATION~We are RAISE A SUILEN~」の公演に関する注意事項を更新しました🌟
詳細は下記URLよりご覧ください🎵https://t.co/SBhES1AUrH#バンドリ #RAS pic.twitter.com/2M7Kfwz8s0
次ライブではバンドリ初の試みをさせて頂きます!!
— RAYCHELL (@Lay0113) 2019年12月13日
ライブ会場に来られる方はオフィシャルバングルライトをお渡ししますので、今回ペンライトの御使用はご遠慮下さい。
LVの方々は、ペンライト使用🆗です!!
29日は会場みんなで創り上げるライブです!!最高の時間にしましょう⭐️🎧#RAS #バンドリ https://t.co/hGNSg0o25q
上述のサイサイのようにペンライトの使用を禁止し、光るリストバンドを配布するとのこと。公式へのリプライを見る限りファンにとっては賛否両論のようなので、ライブレポを待ちたい。
個人的にはロッキンでみたポピパの景色が頭から離れないのでペンラ抜きのレギュレーションのライブもLVだけでも翻訳/字幕のように選べたら嬉しいなと。