beki雑記

オタクのライブレポ

2019.3.16 @ 代官山 代官山 アーバンギャルド「愛と幻想のアーバンギャルドツアー~あなた元年~」  

 

 

 

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アーバンギャルドのギターのぜぜさんがアーバンギャルドを脱退すると聞いたのが昨年の秋だった。それを聞いてあのMCでいつも今期アニメの話をするぜぜさんも解雇された人みたいなことをしていたの!?と本気であせったのだが、普通に親の介護で辞めるとのこと。世知辛いのじゃあ…と思いつつも彼の最後のパフォーマンスを観るためUNITのチケットを取り当日のライブを迎えた。

ライブ自体は何もいえないほどよかった。よこたんの200回を越えた声優ラジオ(※1)のようなけだるげなテンションでの開演前MCからはじまり、少女元年や鏡屋さん、いちご売れ、プラモデル、テロル、天使にしやがれ、コスプレイヤーなどツアータイトルの名のとおりアルバム曲が多かった。個人的には、u星より愛をこめてのような初期の曲をやってくれるとは思わなかったし、ぜぜさんの最後のライブということで箱男コミック雑誌なんかILLかい等の彼作曲の楽曲があったのもポイントが高かった(※2)。自分はUNIT特有のクソデカ柱の裏でモニターを眺めていたため、普段のライブではわからないようなこと(天馬のオッサンの歌ってないときのわちゃわちゃした動きなど)が俯瞰できたのも直接舞台を見ることはできなかった分佳かったように思える。

また、アンコール後のMCで、皆が思い思いにぜぜさんについて語っていたのも佳かった。

サポートドラムのミワさんは思いは胸に秘めると。おおくぼけいは高齢者組(?)として色々助言してくれてありがとうと。天馬のオッサンは同志社の学食で出会って以来18年ずっと一緒にやってくれてありがとうと。よこたんは天馬をはじめとしたおかしなメンバーの中で唯一まともな人としてやってくれてありがとうと。ぜぜさんはにゃんぱす~と挨拶をし、死ぬわけではないし、またいずれそういう機会があれば一緒に舞台に立つこともあるかもしれないから湿っぽいのはやめよう、そしてありがとうと言った。ぜぜさんが最後に演奏したのはさよならサブカルチャーで、それはぜぜさんを送るのにすごく適していたように思えた。演奏後ぜぜさんは「魂はここに置いていくぜ」と言い舞台裏に消えて行ったのがすごく印象に残っている。

アーバンギャルドにとってぜぜさんは彼らの言葉を使うなら代官山UNITの中央にある柱のような正に屋台骨といっていい存在だったので、これからバンドがどうなるかはわからないけど、今はただぜぜさんにありがとうといいたい。

 

 

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ぜぜさん、ほんま、ありがとうな

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今回買ったチェキ


 

 

※1

あの声優ラジオ特有のリスナーと声優が適度な馴れ合いの結果生まれるリスナーを軽く馬鹿にする態度

 

※2

よこたんのかわりにコーラスをぜぜさんが歌っていたのが佳かった